サイディング |
外壁に使う乾式の板状外装材のことです。 窯業、金属、樹脂などを素材として断熱材を裏打ちしたものや耐久性、耐候性、防火性に優れたものなどがあります。 |
竿縁天井 |
和室の天井仕上げで用いる工法で、竿縁という細い角材を6尺の1/4の間隔で並べて天井板を支えたものです。 床の間に平行に取り付け天井板は竿縁に直角に張ります。 |
下り壁 |
天井から40〜50センチ程度下がっている壁のことです。 垂れ壁の一つに建築基準法で定められた、天井面から50センチ以上、下方向に突き出しているもので、火災により発生する煙の拡散を防ぎ、避難を容易にするための設備の「防煙壁」があります。 |
下がり天井 |
居室の天井の一部が低くなっている部分のことです。 天井内に梁がある場合や設備配管類が通るため、またデザイン上で下げる場合もあります。 |
差し掛け屋根 |
1階部が2階部より広い場合、2階部の外壁に接して設けられた片流れ屋根。
|
サニタリー |
浴室、洗面脱衣室、トイレ、など水廻り空間。 |
サムターン |
扉の室内側につく、つまみを回して施錠、開錠をする装置。 |
更地
(さらち)
|
宅地で建物が建っていない状態のこと。 不動産用語では、さらに借地権など所有権を制限する権利が設定されていない土地のことをいいます。 宅地ではない農地や山林は、更地とはいいません。 |
3寸勾配
(さんずんこうばい)
|
屋根の傾斜の度合いのことをいいます。 三寸勾配とは、水平距離1尺(10寸)に対して、垂直方向に3寸上がった勾配のこと。 |
シーリング |
外壁とアルミサッシ枠の接合部分や、目地廻りなどの隙間を、合成樹脂などで充填して雨水等の浸入を防ぐことです。 |
市街化区域 |
都市計画法にて定められた、すでに市街化している区域、及びおおむね10年以内に優先的、計画的に市街化を図るべき区域のことです。 |
市街化調整区域 |
都市計画法により定められた市街化を抑制する区域。 この区域では原則、開発行為や建築物の新築、増改築などができません。 |
敷金 |
家・部屋などの借主が貸主に預ける保険金。 家賃が滞った場合などにあてられ、退去時に修繕費などを差し引かれて返金される。 |
敷居
(しきい)
|
障子や襖などの建具の下部分に設置する部材のこと。 引き戸には溝やレ−ルを設けられています。 上部に設置するのが鴨居といいます。
|
軸組
|
建物の構造で土台、柱、梁、筋違いなどをいいます。 |
しころ屋根 |
寄棟屋根の上に切妻屋根を乗せたような屋根。 |
地震力 |
地震による上下の揺れや、左右の揺れが建物の重さに比例し強く働く力。 鉄筋コンクリ−ト造の建物では木造の建物の5倍の地震力を受けます。
|
地鎮祭
(じちんさい)
|
建物の着工前に土地の神様を鎮め、工事の無事と工事関係者の安全を祈願する神事。 |
漆喰
(しっくい)
|
日本建築で、古来から城郭や土蔵の塗り壁や目地に使用される材料。 消石灰に麻などの繊維、ふのり、つのまたなどの海藻を加え水で練った左官材。 調湿性や防火性などに優れており、内外壁・塀などの他、彫塑材などとしても利用されます。 |
シックハウス |
建材に含まれる揮発性有機化合物(ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン等でVOCという。)や防蟻剤などの化学物質が、住宅内に放出され空気汚染によりめまいや頭痛、吐き気などの健康障害を引き起こす原因となる建物を指します。 |
私道 |
個人の所有地を道路として維持管理している道路。 建築基準法上の道路として市町村長や知事が認可した「位置指定道路」に接道する敷地は建物の建築が可能となります。 この場合勝手に敷地に再編入するといった変更や廃止することはできません。 |
地袋
(じぶくろ)
|
和風建築で書院造り様式の床の間脇に設ける違い棚の下部に造られる高さの低い戸棚のこと。 洋風の建物でも、出窓などの下部や、床面に接して設ける戸棚を指すこともあります。
|
尺
|
日本古来からの度量衡法のこと。 1966年計量法により廃止、取引、証明においてはメートル法の使用が定められたが、建築においては尺貫法とメ−トル法とが混在して使用されている。 1尺=約303mmです。 |
斜線制限
(しゃせんせいげん)
|
道路や隣地の日照、採光、通風などの環境を守るため、道路や隣地との境界線を基準に一定の勾配斜線を想定し、建築物の各部分の高さをこの斜線の範囲内に制限すること。 道路斜線、隣地斜線、北側斜線があります。 |
尺貫法
(しゃっかんほう)
|
長さの単位を尺、容積の単位を升、質量の単位を貫とする日本古来からの度量衡法のこと。 1966年計量法により廃止、取引、証明においてはメートル法の使用が定められたが、建築においては尺貫法とメ−トル法とが混在して使用されています。 1尺=約303mm、1寸=約30.3mm、1間=6尺=約1800mm、1丈=10尺=約3030mm、1町=約60間約109m(距離の単位)1町=約99r(面積の単位でもある) 1坪=1間(6尺)四方約3.3平方メートル(面積の単位)
|
ジャロジ |
幅の細いガラス板をル−バ−状に並べ、ハンドル等を回転するとその角度が変わり通風を調節できるようにした窓。 |
重量鉄骨造 |
主体構造である柱、梁などに厚さ6mm以上の構造用鋼材(主にH型鋼や角型鋼管)を使用して建築される建築物。 |
準住居地域
|
住居環境を保護し、道路の沿道としての地域の特性にふさわしい業務の利便の増進を目的とする地域で、都市計画法に基づく用途地域の一つ。 近隣商業地域、商業地域、準工業地域で禁止されているもののほか、原動機を使用する工場で作業場の床面積が50uを超えるもの(150uを超えない自動車修理工場を除く)、メッキ、印刷、研磨、木材の引割等50u未満であっても住宅地の環境を損なう恐れのある小工場や、一定の危険物貯蔵・処理場等の建築が 原則として禁止されています。 |
竣工
(しゅんこう)
|
建物が完成すること。 建築主事の完了検査、施主、設計監理者による竣工検査を経て引渡しとなります。 |
浄化槽
(じょうかそう)
|
公共下水道が整備されていない地域で、水洗トイレの汚水やキッチン、浴室からの生活雑排水を微生物の働きを利用し浄化して放流する設備のこと。 汚水だけを処理する単独処理浄化槽と、汚水と雑排水を一緒に処理する合併処理浄化槽があるが、原則として合併浄化槽の設置が義務づけられています。 |
商業地域 |
主に商業その他の業務の利便を増進するため定める都市計画法による用途地域の一つ。 準工業地域で制限されているもののほか、原動機を使用する工場で作業場の床面積が150uを超えるもの、その他活発な商業、業務活動の障害となる工場等の建築が原則禁止されています。 |
上棟
(じょうとう)
|
柱、梁など建物の基本構造を組上げることを「建て方」と呼び、建て方の最終工程で、屋根を支える一番上部の棟が上がることをいう。 また、上棟を行う日に上棟式を行い、大工棟梁が棟木に幣束(へいぐし)を立て、破魔矢を飾る。続いて塩、酒、米で四方を清め、工事の無事完了を祈ります。 |
真壁
(しんかべ)
|
和風建築で柱や梁など木造軸組みを化粧として表した壁。 |
シンク |
流し台の水を流す部分で調理の材料や調理器具、食器を洗うことや水を溜めて材料を冷やすなどの調理をしたりします。 ステンレス製が一般的だがホーロー製や人工大理石でできたものもあります。
|
芯々
(しんしん)
|
部材と部材の中心から中心までの寸法、距離。 |
スキップフロア |
高さを半階分ずらして設ける床のこと。 |
数寄屋造り
(すきやずくり)
|
茶の湯の茶席、勝手、水屋などが備わり、書院造りのような形式にとらわれず、長押がなく、丸みのある丸太の面皮柱を使うなど、草庵風茶室の手法や意匠を取り入れて自由にデザインされた、洗練された様式です。 |
筋かい
|
木造や鉄骨造で柱、梁で構成された軸組の地震や台風などの水平力による変形を防ぐための補強材のこと。 柱と柱の間に対角線に金物を使い取付ける。 木造の場合、圧縮材として柱の2つ割り程度の材を取付け、鉄骨造では引張材として丸鋼やL型のアングルが取付けられます。 |
角きり
(すみきり)
|
敷地の2辺が道路と道路に面する角地の場合、その角の部分は道路交通安全上死角にならないよう斜めにカットされる。 このカットされる部分のことを指します。 |
スラブ |
建築では鉄筋コンクリ−ト造の床板のこと。 20cm間隔の升目状の鉄筋を入れ、梁と一体化するようにコンクリ−トを打設し主体構造とします。 |
スレート |
石質の薄い板状の屋根材や外壁材の一種。 工業技術が未熟な頃は玄昌石などの天然スレ−トが屋根材や外壁材として用いられた。 現在は繊維補強されたセメントで作られています。 |
スロープ |
通路の段差を緩やかな勾配でつなげる部分のこと。 外部通路や建物内に設ける場合勾配や構造に基準がある。 バリアフリー化が浸透し、施設、トイレなど多くの場所に設置されている。 |
寸
(すん)
|
長さの単位で、日本古来からの度量衡法のこと。 1966年計量法により廃止、取引、証明においてはメートル法の使用が定められたが、建築においては尺貫法とメ−トル法とが混在して使われています。 1寸=約30.3mmです。 |
制震
|
建物の揺れを低減すること。 建物内に制震装置を設置し地震などのエネルギ−を吸収することで揺れを低減します。 |
積載加重
|
建物に収容する人や家具、荷物などのこと。 建築基準法では建物や部屋の種類・用途別にその最小値を定めています。 |
積算 |
建物の工事費を設計図書、仕様書に基づき材料、労務、機械経費などの各項目毎に数量、コストを計算し全体の工事費を算出する業務のことです。 |
積雪加重
|
建物の屋根に積もる雪の重さ。 構造計算では、雪が多く積もる地域は、長期荷重として、雪の少ない地域では、短期荷重として取り扱います。
|
施主
(せしゅ)
|
建物を建てる建主、または建築工事を発注する注文主。 |
石膏
(せっこう)
|
2分子の結晶水を持つ珪酸カルシウムを加熱し「焼せっこう」としたもの。 二枚の厚紙の間に水で練った「焼せっこう」を流し込み、板状に固化させたものを石膏ボ−ドといいます。 |
セットバック |
建物を後退して建てること。 建築基準法では幅員4mに満たない道路に接する敷地に建物を建てる場合、道路中心から2m後退しなければならない規定と、斜線制限により建物の上階を下階より後退して建てる高さの制限の規定とがあります。 |
造作
(ぞうさく)
|
建築工事のうち軸組みなど主体構造が完了した後にかかる内装工事のことです。 |
ゾーニング |
建物の間取りを考える場合、ある条件でエリアを決め、そのエリア毎に大きく配置を決めること。 |
外断熱
|
断熱材を、柱や外壁の外側に施工すること。 断熱材を柱と柱、外壁の壁内に充填するものを内断熱といいます。 |