パース |
パースペクティブ(perspective)を略したもので遠近法の事を指すが、建築では一般に透視図のことを指します。 建物の外観や室内を遠近法により立体的に描いた完成予想図を指します。 |
はかま腰屋根 |
切妻屋根の妻側に、屋根上部から途中まで寄棟屋根のように屋根を架けたものです。 |
掃き出し窓
(はきだしまど)
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窓の下枠が、床面と同じ位置まで開けられた窓のことをいいます。 ほうきでホコリを掃き出せるところからこう呼ばれているそうです。 |
バタフライ屋根 |
切妻屋根の形を、逆にしV字形にした屋根のことです。 切妻屋根の棟が逆になり、谷になった形をしています。 |
パティオ |
建物の内部に設けられる中庭のことです。 元々は、スペインの南部地方に多く見られる中庭のことをいいます。 |
鼻隠し
(はなかくし)
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木造建築で、屋根の垂木の先端に取付けられる横板のことをいいます。 垂木の木口の腐蝕防止や、美観を整える意味があります。 |
幅木
(はばき)
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室内の壁面と床面とが接する部分に取付ける横材のことです。 床掃除の際の壁面の保護や床、壁の仕上げ材を見切るために用いられています。 木製や樹脂製、石やタイルなどを用いる場合が多いようです。 |
破風
(はふ)
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切妻屋根や入母屋屋根の妻面にある三角形の外壁面の部分、もしくは合掌となっている屋根の端部に取付く幅10センチ前後の板のことです。 破風は唐破風、切妻破風、入母屋破風、千鳥破風などの種類があり寺社や城の天守閣などに多く使われています。 |
パラペット |
ビルの屋上などの陸屋根の周囲に立ち上がる低い壁のことです。 防水端部の仕舞や落下防止の手摺壁として設けられています。 |
梁
(はり)
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建物の主体構造の一つで柱と柱をつなぐ横架材のこと。 上部構造からの荷重を受け柱、耐力壁に伝える。 |
バリアフリー |
高齢や身体障害など、行動や動作が不自由な人の建築上の障害(バリア)を取り除くという意味があります。 床の段差を無くすことで、車いすなどがスムーズに移動できます。 |
バルコニー |
2階以上の居室から出る事ができ、外に張り出した屋根のない手摺付の外部スペ−スを指します。 |
半間
(はんげん)
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1間の半分で3尺のことです。 |
半地下
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地盤面より半分地上に出ていて、地下室または地下部分のことを指します。 |
パントリー |
食品貯蔵庫のことです。 |
火打ち
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建物の骨組で直交する土台や梁など、水平面の隅の部分に取付ける補強のための斜め材のことです。 土台部分を火打土台、梁や桁の部分を火打梁といいます。 |
日影規制 |
建築基準法第56条の2に規定されている、日影による建築物の高さ制限です。 敷地境界から、5m、10mの測定ラインを設定し、冬至日に建築物が8時から16時(道の区域内においては9時から15時)までそのラインを越えて一定以上の日影を生じさせてはいけません。
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引き込み戸
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戸をスライドさせて壁の中に引き込むタイプの戸のことで、開いた時には、戸が見えなくなります。 |
引き違い戸
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左右2・3枚などの戸をスライドして開閉する戸で、押入れの戸などに見られ、左右どちら側からでも出入りが出来便利です。 |
引き戸
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左右にスライドすることで開閉する戸のことで、開き戸に比べて、開閉するためのスペースは少なくてすむが、引き込むための場所が必要となります。 |
引き分け戸
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戸をスライドさせて左右両方の壁に引き分けるタイプの戸のことで、両方の戸を開くことができるので、大きく目一杯の開口がとれます。 |
庇
(ひさし)
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建物の外壁面に設けられた、日よけや雨よけを目的とした板状のものです。 建物の出入り口や窓上などに取付けられています。 |
百一
(ひゃくいち)
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建築図面の縮尺の一つ、百分の一のことです。 他に百一は百分の一、五十一は五十分の一、三十一は三十分の一といいます。
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開き勝手
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扉の開く方向、向きのことです。 開き戸の場合、丁番の軸が扉の開く側から見て右側に見えるのが右勝手、左側が左勝手となります。 引き戸の場合、戸に向かって右側の戸が手前にあるのが右勝手、左側が左勝手となります。
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広縁
(ひろえん)
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和室の外側(庭側)に設ける、幅の広い縁側のことをいいます。 縁側とは縁甲板など板敷きの部分をいいます。 |
ファブリック |
布地や織物のことです。 インテリアではカーテンやテーブルクロス、椅子やソファの張り地、クッション、ベッドカバーなど、布を使ったもの全般に使います。 |
風圧力 |
風により建物に加わる荷重、圧力のことです。 台風がよく通過する地域では重要です。 |
吹抜け
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2階以上の建物で、何層かにまたがり床の無い空間のことを指します。 住宅では、玄関ホ−ルや居間などに設け広がりのある空間ができます。 |
不同沈下
(ふどうちんか)
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水分を含む地盤などが原因で、建物が不揃いに沈下を起こすことをいいます。 |
踏面
(ふみづら)
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階段の足を載せる、踏み板のことです。 |
ブラケット |
柱や梁から横に出した、軒や棚を支える受け木のことです。 他に、壁面に取付ける照明器具をいう事もあります。 |
フラッシュ戸 |
戸の形に骨組みを作り、その両面に突き板等の薄い表面材を張った戸のことです。 軽量で安価です。 |
フラット35 |
民間金融機関の住宅ロ−ン債権を住宅金融公庫が買取り、証券化する事で実現した長期固定金利住宅ロ−ンのことです。 |
プレハブ住宅 |
プレ(前もって)ファブリケ−ション(組み立てる)住宅を略した言葉です。 木質系、ツ−バイフォ−、鉄骨系、コンクリ−ト系などがあり、いずれも建物の床・壁・天井などの主要部材を規格化して工場で製作し、現場で組み立てる住宅です。 完成までの期間の短縮、品質の一定、低コストなどのメリットがある反面、注文住宅などの自由な間取りや好みの材料が使えないといった制限もあります。
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フローリング |
板材や木質系の床板材のことです。 無垢板の単層のものと、合板に薄い化粧板を張ったもの、薄板を何層か張った複合のものがあります。 |
分電盤 |
建物に電力を引き込んだ幹線から、高圧、低圧など複数の回路に分岐し、その入り切りのためのスイッチや、漏電などの異常があれば電気を遮断するブレーカーなどを取付けた配電盤のことです。
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ペアガラス |
二枚の板ガラスの間に空気層を設けたガラスです。 断熱性が高く省エネや結露防止、防音効果に優れています。 |
平面図 |
建物の各階の床面から、一定の高さで水平に切断し見下ろした図面のことです。 主要部の寸法が書き込まれ、間取り、部屋の用途、柱、壁、窓、扉の位置、形状、床面の状況、家具などがわかり、家などの賃貸、購入時に参考になります。
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平立断
(へいりつだん)
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平面図、立面図、断面図を略した呼び方のことです。 |
べた基礎 |
建物の基礎の床面全体を、鉄筋コンクリ−トの床板で基礎とすることです。 地耐力の低い地盤などで用いられます。 |
ペンダント |
コ−ドやチェ−ンなどで天井から吊下げる照明器具のことです。 ダイニングテ−ブルの上に吊るものや、シャンデリアのような大型のものもあります。 |
ペントハウス |
中高層の建築物の、屋上に突出た階段室や、エレべ−タ−などの機械室のことです。 または、最上階に設けられたテラス付住宅をいう場合もあります。 |
ボウウィンドウ |
弓形に湾曲に張り出した出窓をいいます。 台形に張り出した出窓はベイウインドウといいます。 |
方形屋根
(ほうぎょうやね)
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一つの頂点から四方あるいは八方に向かって同じ角度で傾斜した屋根をいいます。 平面が正方形、八角形の建物に見られ、社寺建築に用いられる例が多いです。 |
ポーチ |
独立した屋根、庇を持つ玄関から張り出した出入り口のことです。 |
ホルムアルデヒド |
揮発性有機化合物の一つです。 水溶性の刺激臭のある気体で、水溶液がホルマリンで消毒剤や防腐剤に使われている他に、様々な樹脂の原料となり、その樹脂は、接着剤、塗料、食器、繊維の加工等に広く利用されています。 接着剤など、建材に使用されるホルムアルデヒドが気化して室内に放出され、人が吸引する事で健康障害を引起こし、シックハウス症候群の主な原因になります。 |
ホワイエ |
劇場や映画館などの入口から客席空間までの間にある客溜りのことです。 幕間の休憩や社交の場として利用されます。 |
本間
(ほんげん)
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京都を中心に、関西以西で用いられる畳の寸法、または和室の柱間隔の寸法のことです。 6.3尺×3.15尺(191×95.5cm)で京間ともいいます。 |